ヤンキー男子につきまとった結果。
「あー、好きだ。」
そして不意打ちでそんなことを言ってくる。
「っ、私も好きだもん…」
「……今日の取引キャンセルにしてもらおうかな。」
秋野くんはそう言って私を寝室へと連れて行こうとする。
「はーい、ちょっと待とうか?ストップだよ?STOP!!」
「なんでストップはそんなに発音いいんだよ…」
秋野くんは苦笑しながらやめてくれた。
「でも、キス一回くらいさせろ。」
秋野くんに甘く囁かれ、静かに目を閉じると、
「飛鳥、もう出なくて大丈夫なの、か…」
秋野君のお父さん…お義父さんが顔を出した。
秋野くんとお義父さんは仲良くはないけど、ぎこちないが前よりは話すようになっていた。