ヤンキー男子につきまとった結果。




「……」



そして無言で部屋を去っていった。




「げ、親父……タイミング悪すぎだろ…」



秋野くんはもう誰もいない扉を睨みつける。




するとその扉はまたガチャリと開いた。




今度そこにいるのは、



「なぁなぁ、今キスしようとしてたのか?それが旦那様にばれたのか?なぁ!」




なにやら楽しそうな佐野さんと加奈子さんだった。




「あー、日菜ちゃん顔真っ赤〜!カワイー!」




加奈子さんはにこやかにそういう。




「いやいやいや、加奈子の方が可愛いから。」



佐野さんはそういう。



うん…私もそう思うよ……




< 264 / 272 >

この作品をシェア

pagetop