ヤンキー男子につきまとった結果。




それをきっかけに秋野が変わればいい。



相談してきた時俺は 恋 とからかうように言った。




すると秋野は一瞬顔を曇らせたんだ。




恋をするっていうことは大切な奴を作るということ。


その言葉が頭から離れなかったのだろう。




だから最後、あえて俺は恋じゃない、といった。




恋と言ってしまったら秋野は必ずあの子を遠ざけてしまうだろう。




唯一心を開く可能性があるあの子を。




だから俺は弟子として大切だと言った。それだったらまだ、遠ざけないだろうと思って。



自分で気付け。



あの子に恋をしてしまったこと。


そして、もう戻れないくらい好きになってしまったこと。




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