婚約者はホスト!?①~永遠の愛を君に~

『パチン』

なつは圭司の頰を思い切り引っぱたいた。

「いいよ。これで全部無かったことにしてあげる。私は圭司が好きだから、綺麗なまま終わりたい。さよなら、圭司」

なつはそれだけ言うと、圭司の車を降りた。

圭司は目を赤く染めながら、なつが家の中に入って行くのを見届けた。

そして、今度は鋭い視線をバックミラーに向けたのだった。

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