婚約者はホスト!?①~永遠の愛を君に~
「ふーん。じゃあ、あんたが一人で俺達を満足させてくれるのか? それなら考えてやってもいいぜ?」
「分かったから……。私のことは好きにしていいから」
なつは観念して頷いた。
もう私はどうなったっていい。
田島の正体を知ってしまった以上、生きてここから出られないだろうと思ったから。
でも、由香里は田島とは無関係だ。
無事に解放される可能性だってある。
圭司の為に彼女を守らなくては。
なつは覚悟を決めたのだった。
「ほら、立てよ。黙って付いてこい」
男達はなつを連れて廊下へと出た。
大きな倉庫の地下なのか、ドアがいくつも並んでいた
「入れ」
なつは乱暴に床に転がされた。
「さてと。それじゃ約束通り、たっぷり楽しませてもらうとするか」
チンピラの一人がなつに襲いかかる。
「キャ~~!やめて!」
ブラウスのボタンを乱暴に外され、なつは悲鳴を上げた。
「おい! 静かにしろ!!」
もう一人のチンピラがなつの口を手で塞いだ。