婚約者はホスト!?①~永遠の愛を君に~
「お邪魔しました!お二人とも幸せに~」
拓哉の声がして、玄関のドアがバタンと閉まった。
「ったく、油断も隙もねえな。なつも無防備すぎるだろ」
圭司はなつを抱きしめると、先ほどの拓哉のキスあとを消すように唇で頰をなぞった。
「待って、圭司。洗い物途中だから」
「ムリ…。あんなの見せられて冷静でいられる訳ないだろ? 嫉妬でどうにかなりそう」
圭司はなつを抱き上げてベッドルームへと運んだ。
「なつ。抱くよ?」
なつの体に圭司の体重がのしかかる
いきなりの展開になつは焦った。
「えっ……あっ、シャワーを」
「あとで俺が洗ってやる」
「し、下着も可愛くないやつで」
「すぐ脱がせるから関係ない」
圭司はキスをしなら激しくなつを求めた。
観念したなつは圭司の背中に両手を回した。
「もう二度と離さない」
「うん」
「愛してるよ、なつ」
「うん……私も」
この夜、なつと圭司は二度目の甘い夜を過ごしたのだった。