闇の月光moon×Sun
戦争は悲惨なもので
両方の被害に合った人数や
身内の者の死者数は
数えきれないほどだった。
両方が哀しみ…
両方がそのたびに恨みを募らせた…
海龍のメンバーの約半数が命を絶った。
最後の闘い…
両者の総長同士の一対一の闘い…
その闘いは長く続いた。
そして最後の時、
黒龍はずっと隠し持っていた長ナイフで
銀龍の胸を一突きした。
そこはビルの最上階で
落ちればただじゃすまない場所だったが
躊躇わず、黒龍は銀龍からナイフを抜き
思いっきり窓の外へ突き飛ばした…。
運命はなんと残酷で、
その場にはルフィアナが
その場面を黙視していた。
このあと、ルフィアナはその街から消え
消息は不明になった…。
そして、
海龍は伝説で終わり
組織は破滅され総長の銀龍は亡くなった…
黒龍はこの時から
海龍を潰した闇の組織だと名を轟かせた。