ふんわり日記
煉瓦色の路地を
散歩してたら 伽藍とした
朝靄の路面電車が
碇泊していました

錆びたレールを 歩いたら
冬枯れの 丘越しに
起き抜けの外国船が
海を渡るのが見えました

波止場の 古い喫茶店
硝子の窓は 波打って
くもり、ぼんやり…
夢のよう

シナモン・ティーは
いい香り…
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