太陽に恋をして
「ふうちゃん、そろそろ髪切った方がいいかも」
コーヒーを飲んだ唯月は、ダイニングチェアに座った私の長い髪を、慣れた手つきで編み込みにしていく。
「俺、今日レッスンだから来たら?」
できた、と言われて鏡を見ると、どこをどうしたのか編み込みの途中に髪で作ったリボンが出来ている。
「明日は?」
「明日は俺休み」
「じゃあ今日。9時くらい?」
「ん。一緒に飯食って帰ろ。ふうちゃん、こないだ行きたいって言ってた店。シェラスコだっけ?」
「シュラスコだよ」
「そう。それ」
唯月はおかしそうに笑いながら、使ったマグカップをシンクでさっと洗い、
「ママによろしく」
私の少し伸びた前髪を人指し指で横に流してから、にっこり笑うと帰っていった。
コーヒーを飲んだ唯月は、ダイニングチェアに座った私の長い髪を、慣れた手つきで編み込みにしていく。
「俺、今日レッスンだから来たら?」
できた、と言われて鏡を見ると、どこをどうしたのか編み込みの途中に髪で作ったリボンが出来ている。
「明日は?」
「明日は俺休み」
「じゃあ今日。9時くらい?」
「ん。一緒に飯食って帰ろ。ふうちゃん、こないだ行きたいって言ってた店。シェラスコだっけ?」
「シュラスコだよ」
「そう。それ」
唯月はおかしそうに笑いながら、使ったマグカップをシンクでさっと洗い、
「ママによろしく」
私の少し伸びた前髪を人指し指で横に流してから、にっこり笑うと帰っていった。