君を攻略したいのです!
「何してんの?」
ショウに声をかけられた……が。
あたしは、目の前に映る光景に目を見開く。
なんと!
ショウの隣に女の子がいないのだ!
珍しい……。
いつもは必ず、隣に女の子が……。
「珍しい……とか思ってるよな?バレバレなんだけど。」
うわっ!恥ずかしいぃ!
自分の思考が人にバレるのって何か恥ずかしいんだけど!?
「な、なんで女の子連れてないの?」
「あー。……俺さ、女で遊ぶのやめる。」
ショウから飛び出した意外な言葉に、あたしは固まる。
「……な、なんで────」
「好きだからだけど?」
“なんでやめるの?”と聞く前に、その理由をショウが答える。
「……ショウはさー、何回Hしたの?」