シャイな彼女と月島くん

「相原さん?どうしたのー?目がキラキラしてるよ?なんか可愛いーねぇ」

何も知らない九条が相原に迫る。

おい、舌なめずりするな。


「あ、の…!なんでも…ない、です!ご、ごちそう…さまでした…!」

「え?ごちそうさま?」

「九条、体育館に戻れ。授業サボるな」


ツッコまれると面倒だから話をそらす。

思った通り、こいつは食いついてきた。

「今更ヤダよー。それに佑夜構ってた方が楽しいし」

「ハァ……お前な」


どうしようもない幼なじみだな、ホントに。




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