シャイな彼女と月島くん
暇だから俺がやっておこう。
席から立ち上がって、窓を閉めていく。
すると相原が日誌から顔を上げた。
「ごめんね……私の仕事、なのに」
「いいって。暇だし」
「本当に、ごめんね…!早く、終わらせるから…!」
「俺は大丈夫だから、焦るなって。それより頭打ったとこ平気?まだ痛む?」
「あ…もう、大丈夫」
「そうか、良かった」
ホッとしながら次のことを考える。
I love youの答え、いつ言おうか。
やっぱり日誌書き終わった時がベストだよな。
「あの…月島くん」
「ん?」
相原が俯き加減でポツリポツリと喋り出す。