シャイな彼女と月島くん
もういい。
認めるよ。相原への独占欲。
俺はいつの間にか単なる興味以上に、相原に惹かれていたらしい。
他の野郎に取られたくないし、さっきみたいに仲良さ気な様子が視界に入るとムカつくんだ。
「つつつ月島くん!?」
俺の言動にパニック状態の相原。
キスしたせいか口元を手で押さえてる。
「何?相原の彼氏が俺じゃ迷惑?」
「そんな…!滅相もない、です…!でも…その…本気、なの?」
からかってません?と見上げてくる相原。
まあ、唐突過ぎて疑う気持ちは理解できる。
だから、ハッキリ教えてあげる――なんて俺は言わない。