シャイな彼女と月島くん
「そ、それは…!月島くんが……似てた、から」
似てた?
「俺が?何に?」
「この、ゲームの…主人公」
さっきから手に持ったままのパソコン用ソフトを見せる相原。
「マジか…。じゃあ、あの視線の数々は…」
「ごめんなさい…!ビックリして、ついつい、見ちゃって…」
要するに相原の中で俺は珍獣と同等だったんだな。
まあ、きっかけは何でもいいか。
今はマジで好いてくれてるらしいし。
「で、どのキャラに似てるの?」
相原からソフトを受け取り、イラストをしげしげ眺める。
「この人」
やっぱ眼鏡キャラか。
てか俺、こんな雰囲気なわけ?
なんかこいつメッチャ性格悪そうなんだけど。
…ん?