シャイな彼女と月島くん
ああ…俺、この笑顔好きだわ。
――とか考えてたら身体が勝手に動いた。
不可抗力だよな。うん。
「ん……」
重ねるだけのキス。
深いのはまた今度。
始めから飛ばし過ぎて警戒されたくないからね。
「あああっ!!見ーちゃったぁ!!」
相原とは似ても似つかない騒々しい声。
「なになに!?月島くんと相原さんてカレカノ!?」
そういえば、まだ教室内にクラスメートいたな。
しかもほぼ女子。
ああ…うっとうしさに溜息が出る。