シャイな彼女と月島くん
「付き合ってるけど?」
おどおどして縮こまる相原を背中に隠して女子どもを見る。
「マジで!?月島くんに彼女できたの!?」
「しかも相原さんて…」
感じ悪いな。
相原のこと見下してんじゃねぇよ。
「行こう、相原」
居心地悪いから相原を促して教室から出る。
「気にするなよ」
「うん……」
頷いたけど、相原の顔は暗い。
ムカツク。あいつらのせいで相原の笑顔が曇った。
こうなったら…。