シャイな彼女と月島くん

そして俺は相原の部屋にお邪魔した。


「ど、どうぞ…」

「へえ、綺麗に片付いてるな」

第一印象、女の子らしい部屋。

野々宮の部屋みたいに床に物が散乱していない。

それだけで好感が持てる。


「ちょっと、待ってて…。飲み物…持ってくるね」

「あっ」

お構いなく、と言う前に相原は部屋から出て行った。

彼女の部屋に、俺一人。

とりあえず床に腰を下ろす。

ソファーとかないし。

だからって、いきなりベッドに座るのもどうかと思うし。


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