シャイな彼女と月島くん
「そのカップリングとやらに俺と相原を当てはめて」
月島×相原。
「いや、違った。こうか」
佑夜×美月。
ページの隅に書いてやれば、相原は真っ赤になって固まった。
「相原?どうしたの?」
わざと甘い声で囁きながら顔を覗き込む。
「ああ、もしかして…大事な本に勝手に書いたから怒ってる?だったらゴメン。消すよ」
「だ、ダメ…!」
置いてあった消しゴムで「佑夜×美月」を消そうとしたら、相原は慌てて攻略本を胸に抱きしめた。
「怒って、ないから……消さないで…」
頑張って俺に意見してる相原。