シャイな彼女と月島くん
相変わらず顔は真っ赤で。
その気弱な恥じらい顔が俺の中の支配欲とかS心とかをダイレクトに刺激してくるから困ったもんだ。
だけど俺は「クールな月島くん」てキャラ。
ここでガッツクのは控えよう。
「わかった。相原がいいなら消さないよ」
余裕の表情を作って消しゴムを机に置いた。
「相原、もっと今みたいに素直な自分を出しなよ。俺にまで警戒しないで」
相原を床に座らせ、俺も隣に腰を下ろす。
「だからさ、もっと喋ろう?」
ゆっくり落ち着けるこの空間で、君の色んな声を知りたい。