シャイな彼女と月島くん
教室で飯は食いづらいだろうから、今日は空き教室か、屋上か…。
あ、そうだ。さっきまでいた音楽室にしよう。
カギ開いてるし、勝手に入っても怒られないし。
相原を引っ張って廊下をズンズン進む。
「あのっ…どこ、行くの…?」
「音楽室。そこで飯食おう?」
相原に答えて振り返れば後方に野々宮を発見。
よし。ちゃんと俺達のカバン持ってるな。
「ねえ、相原」
「なに…?」
音楽室の前に到着して、俺は足を止めた。