シャイな彼女と月島くん

教室で飯は食いづらいだろうから、今日は空き教室か、屋上か…。

あ、そうだ。さっきまでいた音楽室にしよう。

カギ開いてるし、勝手に入っても怒られないし。

相原を引っ張って廊下をズンズン進む。


「あのっ…どこ、行くの…?」

「音楽室。そこで飯食おう?」


相原に答えて振り返れば後方に野々宮を発見。

よし。ちゃんと俺達のカバン持ってるな。


「ねえ、相原」

「なに…?」


音楽室の前に到着して、俺は足を止めた。


< 73 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop