あなたとわたし
ある日貴方に少し贅沢をしようって言われた。
夜景がとても綺麗で少し高いレストラン。
私たちは付き合ってからちょうど五年がたつ。
女の子なら誰でもあることを期待するだろうな。
でも私はそれは最悪の状況にすぎなかった。
こんなボロボロの体で貴方の想いには応えられない。
食事は楽しく終わった。
じゃあそろそろ帰りましょう
そう言うと貴方は
ちょっと待って、これを。
そしてピンクの小さい宝石がついた指輪を差し出した。
もしかしたらって思っていたけど、こうして現実に現れると嬉しくてたまらない。
でも……ダメなの。
こんな私に受けとる資格なんてない……。