あなたとわたし
私は貴方に迷惑をかけたくない。
だから、貴方の気持ちには応えられない。
ハッキリとそう伝えた。
プロポーズ断るなんて最低な女だよね。
嫌いになっていいよ。
一人で帰ろうとした瞬間、強く腕を引っ張られ気づいたら貴方の腕の中にいた。
やめてくれ。
そんなこと言わないで。
あなたの余命が短いなら尚更だ。
死ぬその瞬間まで側にいよう。
ほらね?貴方の方が私なんかより優しいよ。
貴方のせいでずっと我慢してた涙が止まらないじゃない。
愛してる。
って小さな声で言うと、聞こえてたのか腕の力が少し強くなった。