天才陰陽師〜始まりの話〜

「解りました、安倍晴明様を超えられるように、まず十二神将を従えて見せます！」

そして、昌義は父親に乗せられてこんな言葉まで言ってしまった。

「安倍晴明様を絶対に超えてみせます。」
と。

怒りで、足を踏み鳴らしながら部屋へと帰る昌義。

それをみた太陰が、

「あんなこと言っちゃていいの？」

心配そうに父親に問いかける。

「あれぐらいでいいんです、あいつはでき目標があったほうが成長できるんですから。」