白衣の変人
数日後、面接もしないのに合格の返事がメールで届いた。色々と書類を書かなければならないとかで、一度バイト先の大学へ行かなければならないようだ。勢いで応募をしたが、本当に大丈夫だろうか……と不安になる。なんといってもバイトとはいえ“教授の助手”なのだ。何か失態を犯したら大変なことになりかねない。真璃は不安を胸に、短縮となった学校の後バイト先になる有名大学“霧ヶ波大学”へと向かった。
流石有名大学といったところか、様々な学科があり、敷地は高校とは比べ物にならないくらい広い。とりあえず、着いた所で行き交う頭の良さそうな学生の一人に声を掛け、薬剤学教授の研究室を場所を尋ねた。
「あの、薬剤学教授の研究室ってどちらでしょうか?」
聞かれた男子学生は一瞬眉をしかめて、それから行き方を説明してくれた。何故眉をしかめられたのか、その理由は今の真璃には分からなかった。
流石有名大学といったところか、様々な学科があり、敷地は高校とは比べ物にならないくらい広い。とりあえず、着いた所で行き交う頭の良さそうな学生の一人に声を掛け、薬剤学教授の研究室を場所を尋ねた。
「あの、薬剤学教授の研究室ってどちらでしょうか?」
聞かれた男子学生は一瞬眉をしかめて、それから行き方を説明してくれた。何故眉をしかめられたのか、その理由は今の真璃には分からなかった。