俺のモノ


「ふ…んン…はっ…ぁ…」

萌香が俺の胸を叩く。


ちょっとやりすぎたか?

「悪ぃ…大丈夫か?」

「う、ん…大丈夫…だよ…」

ハァハァと肩で呼吸する萌香。


「お兄ちゃんのキス…気持ちいい…」


またお前はそういうことを…

「んっ!」


少し落ち着いたのを見てから萌香にまた深いキスをする。

今度は萌香の服に向かって手を伸ばそうと空を切ってるとき。


「ただいま〜。」


と1階から母さんの声と同時に萌香の肩が揺れる。

買い物に行ってたみたいだけど案外早かったな…くそっ。

もちろんこんなのバレたらただじゃ済まないので仕方なくベッドに倒れてた(てか俺が押し倒したんだけど)萌香を起こして乱れた髪を手でとかす。

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