友梨の花
タイトル未編集
いつも私はーーーーー。
私はどうしたいのかな?
自分のことなのに自分のことがわからない。
『友梨、早く決めなさい。
どっちについていくの?』
「私は…
お母さんとお父さんと一緒に暮らしたい。」
「ワガママを言わないで。
わかるでしょ、もうあなたも中学生なんだから。」
「でも…。」
「友梨、お父さんと暮らしなさい。
迷ってるくらいならお父さんと暮らせばいいでしょ。」
「お母さんは時間がないのよ。」
「…。
お父さんと暮らす。」
「そう、わかったわ。」
「じゃあ、あなた、友梨のことよろしくね。
」
そういってお母さんは私の前から去っていた。
それが中学1年生の春だった。
それから2年、私はお父さんと一緒に暮らした。
でも、結局、お父さんとは価値観が会わずに高校進学と同時に家を出た。