彼と私の秘密の恋
俺はいても立っても居られず、携帯を持って楽屋から飛び出す。


ドアの所でマネージャーとぶつかり外へ行こうとする俺の腕を掴む。


「幸多!!どこへ行くんだっ!!」


「うるせー!離せよ!!」


「外はまだファンでいっぱいだ!おとなしくしてろ!」



「…くっそ!何なんだよっ!!」



俺は、彼女が別れたいと言っているのに引き止めに行くこともできない。


手をつなぐことも、堂々と外を歩くことも。


誕生日を一緒に過ごしてやることも……


「……俺。辞めるわ。」



「何言ってるんだ!幸多!!冗談でもそういうことを言うな!!」


マネージャーが怒鳴ってくる。


すると今まで何も言わず見ていたメンバーが、怒りくるうマネージャーを楽屋から追い出した。







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