あの森でもう一度
どのくらいたった
だろうか。

俺が気が付くと
樹姫の姿はなかった。

帰ったのだろうと思い
俺も帰ることにした。

その帰りもずっと
樹姫の声、顔すべてが
頭からはなれなかった。

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