あの森でもう一度
森はいつもと
同じように
静かだった。

「静かなとこだね」

そう行って愛は
俺に唇を近づけた。

俺らは抱き合い
長いキスをした。

お互いの愛を
確かめるように。

あの風が吹いても
気づかないほど。
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