あの森でもう一度
どれくらい走っただろう
大きな湖にたどり着いた。

しかし女の子の姿はなく
かわりに後ろから
妹が追いかけてきた。

必死だったんだろう。
服をどろどろに汚し
泣きじゃくっていた。

俺は妹を抱きかかえ
森を後にした。
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