【短】夏色ストロベリー
海当日----------


「わっほ~い!マキッ!泳ぐぞ~!」


「うん!」


あ~らら~…


荷物丸ごと置きっぱなしでシートも敷く前にマキとユウは2人で海に向かって全速力で走っていってしまった。


「あいつら…はぁ…」


仕方なく、あたしとダイキでシートを敷き、荷物をまとめておいた。


「俺らも行くかぁ~」


あたしとダイキは浮き輪を持って海に入った。


浮き輪を持ってるのはあたしだけだけど。


「あいつらどこまで行く気だ?」


マキとユウを見ると、2人とも浮き輪は持ってなくて平泳ぎしてる。


何やってんだか…まったく。


しかも平泳ぎって…ねぇ…


「ラブラブだよね」


その瞬間、ダイキがニヤッと笑ったのをあたしは見逃さなかった。


「え…」

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