嘘でした
三発目

理由もよくわからないまま
授業が始まってしまった。
授業中いつもならきゃーきゃー騒いでたクラスが今日はクスクス笑う声が聞こえる。
周りを見れなかった。
泣きそう。
でも我慢した。
寝たふりをして
授業をなんとかのりきった。
その場にいれないあたしはチャイムの音と共にトイレに走った。

(ねえ、、なんで?なにした?
え?本当わかんない。これいじめ?)

頭が壊れそうに痛かった。

授業が始まる1分前に教室に戻ると
いつもはいない人がいた。
あたしの隣の席の奴、、
入学してから2回しかみたことない
不登校児、学校きても常に爆睡な
まさき。

あたしはそれを無視して席に着く。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜
座った途端びっくりした。。


千明「痛っ」

椅子に画鋲。はいこれ漫画かなんかで
見たことあるし、、、

(嘘ぢゃんもう無理。。。)

教室をでようとした。


「どこいくの」


ボソっと声が聞こえた。
眠そーな顔をしたまさきだ。

(まぢうざ。。っか誰だよ)

まさき「とりあえず座れよなにされた?」
千明「なんなん?関係ない」

お互い小さい声で周りに聞こえないよーに喋った。

まさき「まあいいや。黙って座れよ」

意味深なやつだ本当。



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