~愛しちゃってるね~
〇・*゚・。
朝は絶対、私のほうが彼よりも早く起きる。

その日課を利用して、毎朝毎朝彼の寝顔を見るのが、私の至福の時だ。

無防備で、安心しきった寝顔……

普段は自己中で私の言うことなんか聞いてくれないのに、寝る時だけぴったり私に寄り添ってくる。

そんな彼が、すごく好きだ。

そっと、彼のほっぺたを撫でる。

絶対に起きているはずがないのに、彼はぴぴくと反応した。

それから、無意識のくせに、少しあごを上向ける。

もっと撫でてって言ってるみたいで、かわいい。

続けていると、はしっと私の手が捕まえられた。

そのままほっぺたでスリスリを始める。
< 1 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop