あたしの中の天使と悪魔
ボロボロの身体と
精神を必死で抑えながら帰宅し
制服を洗濯機に入れ
そのままお風呂へ。

触られたところ
まだ血が出ているところ
関係なくひたすら洗い
何度も歯を磨いた。

両親や姉達、祖母には
相談できずに
私の心だけが崩れていくような
気がしていた。

翌日から私は私ではなくなり
期待されていた部活も
うわの空でやる気もみせず
学校の授業も受けなくなっていた。

そこで不良グループと仲良くなり
私は煙草を吸うようになり
男漁りを始めた。

化粧も覚えて
告白されたら付き合って
キスを求められたら別れる。

そんなことを二年間繰り返してた。
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