好きになった相手には大体相手がいるんです
悠木君は浴室の扉を開け中に入ってお湯をだした。

「すぐにお湯がいっぱいになるから脱いじゃおうか~」

笑顔全開に悠木君は自分のシャツのボタンに手をかけ服を脱ぎ出した。


今日の私の服装はボタンもファスナーもない

スポッと脱げちゃうワンピース。

なんでこんな時に限ってすぐに脱げちゃうのを着てるんだよ私

もちろん悠木君だって私の服を見ただけですぐに脱げちゃうのはわかるわけで・・・


上半身裸になった悠木君は口角を上げながら近づいてきた

「あれれ?なんで脱がないのかな?・・・今日のはすぐに脱げちゃいそうな服なのにね・・」

「いや・・そ・・それは・・・こ・・これってすぐ脱げるから入る直前に
 ぱぱっと脱ごうかと思って・・・・」

何とかごまかしたつもりだが・・・

「ぱぱっとね~」

悠木君の口角がさらに上がる。

ヤバい墓穴掘った?そう思うと同時に視界が暗くなったそして

下半身がやけに涼しくなった。

って・・・・ぬ・・脱がされてる?!!
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