好きになった相手には大体相手がいるんです
「大ありって・・・」
「もうごまかすのやめない?私も正直に言う。私、戸田君が好きなの。
もちろん戸田君が詩真のこと好きなのは知ってる。でもね
私本気で戸田君が好きなの。だから
詩真も言ったら?・・・雅臣が好きだって・・・」
私は言葉を失った。
まさか悠木君を好きだった事を知っていたなんて思ってもいなかった。
なんで?
もうパニックだ。
私の横では相変わらず起きる気配のない悠木君が爆睡している。
「別れようとしたのって・・・私のせいなの?」
別れさせようなんてこれっぽっちもおもっちゃいなかった。
別れさせたところで私に振り向いてくれる保証はないし
なにより2人は羨ましいくらいに仲が良かった。
私が割り込む余地などないほどに・・・・
別れてくれたら・・・って心のどこかで臨んでいた事を否定は出来ないが
もし本当に別れる理由に私が絡んでいるのなら
どうしよう・・・・
急に自分の浅ましさに胸が痛くなった。
「それは違うから安心して。本当に・・・戸田君が好きになったの」
「な・・なんで?だって戸田君と希に接点なんか・・・」
接点なんかなかった。
年下だし同じ会社と言っても部署も違うしフロアも違う。
私はたまたま総務部って事で何度か話をした・・・でも希は
「あったのよ。詩真がらみで・・・」
「え?」
「もうごまかすのやめない?私も正直に言う。私、戸田君が好きなの。
もちろん戸田君が詩真のこと好きなのは知ってる。でもね
私本気で戸田君が好きなの。だから
詩真も言ったら?・・・雅臣が好きだって・・・」
私は言葉を失った。
まさか悠木君を好きだった事を知っていたなんて思ってもいなかった。
なんで?
もうパニックだ。
私の横では相変わらず起きる気配のない悠木君が爆睡している。
「別れようとしたのって・・・私のせいなの?」
別れさせようなんてこれっぽっちもおもっちゃいなかった。
別れさせたところで私に振り向いてくれる保証はないし
なにより2人は羨ましいくらいに仲が良かった。
私が割り込む余地などないほどに・・・・
別れてくれたら・・・って心のどこかで臨んでいた事を否定は出来ないが
もし本当に別れる理由に私が絡んでいるのなら
どうしよう・・・・
急に自分の浅ましさに胸が痛くなった。
「それは違うから安心して。本当に・・・戸田君が好きになったの」
「な・・なんで?だって戸田君と希に接点なんか・・・」
接点なんかなかった。
年下だし同じ会社と言っても部署も違うしフロアも違う。
私はたまたま総務部って事で何度か話をした・・・でも希は
「あったのよ。詩真がらみで・・・」
「え?」