好きになった相手には大体相手がいるんです
悠木君の私物のはいった紙袋を目の前に置き
会社帰りにスーパーで買った安い白ワインを飲んでいた。
もちろんワインのペットボトル横にはスマホ。
多分今日の内に希が私物の件を悠木君に連絡しているはず。
だとしたら連絡が来るだろう。
とてもじゃないけど素面で話す勇気がないから
こうやってワインを飲んでいるのだけど
連絡が来ない・・・
このままだとワインが空っぽになりそう・・・・
残り少ないワインをすべて注ぎ
つまみのチーズを食べながら
ぼーっと紙袋を眺めていたら突然着信音が鳴った。
しかもメールじゃなくて電話!
身体がビクっと跳ね上がり一気に酔いが冷めるし心臓はドキドキ
震える手でタップした。
「も・もしもし・・」
「詩真ちゃん?悠木です。今大丈夫?」
久しぶりに聞く悠木君の声にもう違う意味で酔ってしまいそうだった。
「大丈夫」
「・・・希から俺の私物を詩真ちゃんが預かってるって連絡がきて。
ごめんね・・本当なら俺が直接希から受け取るべきなんだろうけど」
とんでもない!こんなおいしいお話を本人同士でやられちゃ接点が全くなくなる。
会社帰りにスーパーで買った安い白ワインを飲んでいた。
もちろんワインのペットボトル横にはスマホ。
多分今日の内に希が私物の件を悠木君に連絡しているはず。
だとしたら連絡が来るだろう。
とてもじゃないけど素面で話す勇気がないから
こうやってワインを飲んでいるのだけど
連絡が来ない・・・
このままだとワインが空っぽになりそう・・・・
残り少ないワインをすべて注ぎ
つまみのチーズを食べながら
ぼーっと紙袋を眺めていたら突然着信音が鳴った。
しかもメールじゃなくて電話!
身体がビクっと跳ね上がり一気に酔いが冷めるし心臓はドキドキ
震える手でタップした。
「も・もしもし・・」
「詩真ちゃん?悠木です。今大丈夫?」
久しぶりに聞く悠木君の声にもう違う意味で酔ってしまいそうだった。
「大丈夫」
「・・・希から俺の私物を詩真ちゃんが預かってるって連絡がきて。
ごめんね・・本当なら俺が直接希から受け取るべきなんだろうけど」
とんでもない!こんなおいしいお話を本人同士でやられちゃ接点が全くなくなる。