好きになった相手には大体相手がいるんです

「戸田君って・・あの希と一緒にいた

あの男の人なんだけど・・・彼に告白されたの・・・」

「希が？」

私はぶんぶん首を横に振って私だと言うとさすがの悠木君もそれには

驚いた。

「え？じゃあなんで希とその戸田君が・・・」

「私、交際を申し込まれたけど・・・・ずっと好きな人がいるからって断ったの」

なんだかまた悠木君に告白している様で恥ずかしかった。

「希は戸田君から私の事で相談を受けてたらしいけど、話を

していくうちに戸田君の事が好きになっちゃったみたいで・・・・それで悠木君と・・・

その・・・別れようと決心したらしいの。私もその事は随分後に知ったんだけど・・」

あ～～！なんかもう言いたくない。

ちらっと悠木君の顔を見ると妙に納得した様子だった。

「私が戸田君の告白を断った後で希が戸田君が好きだから
悠木君と別れようと思ってるって聞いたから・・・私は悠木君が好きだって
希に話をしたの」

あ～～本人を目の前にしてどれだけ好きって言ってんるだろう。

まだ片想い中なのに・・・・トホホ