好きになった相手には大体相手がいるんです
「・・・・そんなに俺のこと好きなんだ・・・」
ここまで自分の気持ちを吐き出しちゃったらもう下手に気持ちを隠す必要などなかった。
だから私は何度もうなずいた・・・もう・・ダメ元で・・・
テレビから聞こえる笑い声がまるで私を見て笑っている様に聞こえて
もうここから消えてしまいたい―そう思った時だった。
ふわっと私の背中に大きな手が触れてその手がぐっと私を引き寄せた。
何が起こったのかわからなくて口をパクパクしてしまった。
悠木君が私を抱きしめてる。
・・・でもどうして?
「ごめん、抱きしめちゃって・・・詩真ちゃん・・・
かわいすぎるよ・・・好きな人をずっとずっと傍で見てるだけって
どんだけ辛かったか・・・自分に置き換えたら、それって
相当きつかったんじゃないかなって思ったら勝手に動いてた」
返事をしたら泣きだしそうで何も言わず抱きしめられた悠木君の胸にぐっと顔を寄せた。
悠木君は私の背中をゆっくりさすってくれた。
「もし俺が希と結婚してたら詩真ちゃんはそれでも笑っておめでとうっていったんだろうね」
私は胸に顔を擦りつけるように頷いた。
「俺が希と付き合ってる時本当は辛かった・・・のかな?」
「そう言えば俺詩真ちゃんに、恋愛は当分無理って言ったけど…ショックだった?」
「もしかし今、嫌われたかもしれないって思った?」
私は悠木君からの全ての質問に頷いた。
好きなのは完全に知られてるし、きっともう私なんか相手にしてくれないだろう・・
そう思ったらもう正直になろうと思った。
だけど・・・・
「俺ね・・・今凄くうれしいよ。」
うれしい?びっくりして顔を上げるとそこにはいつものやさしい笑顔があって
「ここまで人に思われたのって初めてだよ。多分希は詩真ちゃんほど俺の事
思ってなかったのかもって・・・思っちゃうくらいだからね・・・
だって俺の事好きでしょ?」
私は震える唇で今の気持ちを伝えた。
「・・す・・・好き・・・ずっとずっと好きだった・・・初めて悠木君と会った時から
・・・好きだったの」
ここまで自分の気持ちを吐き出しちゃったらもう下手に気持ちを隠す必要などなかった。
だから私は何度もうなずいた・・・もう・・ダメ元で・・・
テレビから聞こえる笑い声がまるで私を見て笑っている様に聞こえて
もうここから消えてしまいたい―そう思った時だった。
ふわっと私の背中に大きな手が触れてその手がぐっと私を引き寄せた。
何が起こったのかわからなくて口をパクパクしてしまった。
悠木君が私を抱きしめてる。
・・・でもどうして?
「ごめん、抱きしめちゃって・・・詩真ちゃん・・・
かわいすぎるよ・・・好きな人をずっとずっと傍で見てるだけって
どんだけ辛かったか・・・自分に置き換えたら、それって
相当きつかったんじゃないかなって思ったら勝手に動いてた」
返事をしたら泣きだしそうで何も言わず抱きしめられた悠木君の胸にぐっと顔を寄せた。
悠木君は私の背中をゆっくりさすってくれた。
「もし俺が希と結婚してたら詩真ちゃんはそれでも笑っておめでとうっていったんだろうね」
私は胸に顔を擦りつけるように頷いた。
「俺が希と付き合ってる時本当は辛かった・・・のかな?」
「そう言えば俺詩真ちゃんに、恋愛は当分無理って言ったけど…ショックだった?」
「もしかし今、嫌われたかもしれないって思った?」
私は悠木君からの全ての質問に頷いた。
好きなのは完全に知られてるし、きっともう私なんか相手にしてくれないだろう・・
そう思ったらもう正直になろうと思った。
だけど・・・・
「俺ね・・・今凄くうれしいよ。」
うれしい?びっくりして顔を上げるとそこにはいつものやさしい笑顔があって
「ここまで人に思われたのって初めてだよ。多分希は詩真ちゃんほど俺の事
思ってなかったのかもって・・・思っちゃうくらいだからね・・・
だって俺の事好きでしょ?」
私は震える唇で今の気持ちを伝えた。
「・・す・・・好き・・・ずっとずっと好きだった・・・初めて悠木君と会った時から
・・・好きだったの」