永遠の恋人
出逢い
僕は、サッカーの練習中に足を骨折した。

タケル大丈夫か??
僕はあまりの激痛に何も言えぬまま
大きな総合病院に運ばれそのまま
入院する事になった。

僕は、とても暇をしていた。
松葉杖をついて
病院の屋上に出てボケ〜っと
空を眺めていた。

あーっ暇だな。早くサッカーしてぇー。

そんな事を思いながら固定された足を叩いてみた。
何か痛くてバカみたいだった。

「いてて。」

そこに、鼻歌が聞こえてきた。
可愛い声だった。
僕はそっちに
目を向けた。目があった。
彼女は、可愛い子だった。
あどけない子供のようでいて
大人びた雰囲気もあった。
綺麗な長い髪をなびかせて
何故か輝いて見えた。

そう僕は、その時一目惚れしたのだ。
僕の高校は男子校だった。

生の女性にそれぼど会えなかった。
男臭い学校でサッカーをしていた。

女子がチヤホヤされるような
スポーツをしていたが
僕には浮いた話などなかった。

彼女に出会って何かドキドキした。
恥ずかしくなってそれ以上彼女を見る事が出来なかった。

病室に帰ってからも僕の頭の中は
彼女の事で盛り上がっていた。

入院も悪くないなと暇していたさっきとはうってかわって何か嬉しくなっていた。
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