君と過ごした100日間。
「……なんだよ。ニヤニヤして。」
「え…いや……別に?」
私顔に出やすいんだろな……。
すぐバレる。
それにニヤニヤしてたなんて気持ち悪いな。
「ふーん。まぁいいや。でもとにかく寝ていい場所か悪いかぐらい考えろ。」
「……はーい。」
……怒られちゃった。
………。
ちょっと待って今何時?
「今何時?」
「5時過ぎだけど……?」
やばい!帰らないとママに何かいわれちゃう。
「ごめんね起こしてくれて。私帰らなきゃっ!待たね!」
家に向かって走った。
「ちょっと待てよ。連絡先くらい教えろよ。」
少し遠くで郁哉の声が聞こえた。
「また今度ねぇっ!今すっごく急いでるからっ!」
私はそう大きな声で叫んで家に帰った。
また郁哉にならこの公園に来れば会えるはずだもんね。