君と過ごした100日間。
「そしたらママは仕事行くからあとはまーちゃんのことよろしくね。」
「はーい。」
まーちゃんってのは私の妹の麻実(まみ)。
4歳になってすぐくらいかなー?
ママは夕方から遅くまで仕事。
まぁパートなんだけどね。
それにパパも帰って来るのが遅い。
だから私が麻実の世話をしないといけない。
勉強してるとすぐに
「おねーちゃんえほんよんで。」
「んー分かったー。」
絵本の読み聞かせ。
勉強する暇もなくなっちゃうんだよね。
言い訳か……。
私の夢が叶えられないからって麻実のせいにするなんておねーちゃんとして最悪だよね。
でもそうでもしないと……諦められそうになかった。