君と過ごした100日間。


「そしたらママは仕事行くからあとはまーちゃんのことよろしくね。」

「はーい。」



まーちゃんってのは私の妹の麻実(まみ)。

4歳になってすぐくらいかなー?



ママは夕方から遅くまで仕事。

まぁパートなんだけどね。

それにパパも帰って来るのが遅い。

だから私が麻実の世話をしないといけない。

勉強してるとすぐに



「おねーちゃんえほんよんで。」

「んー分かったー。」



絵本の読み聞かせ。

勉強する暇もなくなっちゃうんだよね。

言い訳か……。

私の夢が叶えられないからって麻実のせいにするなんておねーちゃんとして最悪だよね。



でもそうでもしないと……諦められそうになかった。


< 18 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop