君と過ごした100日間。


そんなある日。


いつものように学校に行くふりをしてあの公園のベンチに座って郁哉を待った。


「遅い……。」


今日はなぜかいつもより遅い。


なにかあったのかな?


……もしかしたら郁哉は彼女と遊ぶから会えないのかな?


胸がきゅっと痛くなる。

やっぱり郁哉はかっこいいから彼女とかいるよね……?


私とはやっぱりただの友達かなぁ……。


考えはどんどん嫌な方向に行った。



「悪りぃ。希……待たせた。」


あ……来てくれた……。


「バカっっ!心配したでしょ!」

「ごめん……。検査があっ……。何もない。」



ん……?検査?


「けん……さ……?」

「違う違う!何もねぇって。」


………?


ウソ………。


何もないわけないじゃん!


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