君と過ごした100日間。

近くのベンチに座った。

どうにかこの涙を抑えようとしてね。

でも無理だった。

次から次へと溢れ出る。



もうっ。

お願いだから止まってよっ!



だんだんイライラしてきた。

バカだなぁ……無駄なのに。



「ねぇ……大丈夫?」



今は話しかけないでよ。

誰だか知らないけど同情はごめんだから。



「はい。大丈夫です。」



涙を拭いて声のするほうを向いた。

同じベンチにいた男の子だった。

見た感じ年下だね。



「そうは見えないけど………。」



んもぅ!

放っておいてよ。

同情はごめんだってば。



「ほんとに大丈夫だから!」



公園に声が響き渡った。



あ………怒鳴っちゃった。

< 5 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop