君と過ごした100日間。
 

──次の日。


私はドキドキしながら病院へ。

今日は日曜日だから人が多い。


そこから郁哉のいる部屋を探す。 

あぁ。


なんでこんなに緊張しちゃってるんだろ。

心弱すぎ。


「ふぅ………。」


ドアの前で深くため息をついた。


ガラガラ………。


「っでさ。今日は希が来るんだよね。」


ん?

他に誰かいるの?

みつきちゃんかな?


「へぇ~早く見てみてぇな。」


いや………違う。

明らかに男の子の声。

誰?


恐る恐るカーテンを開く。


「郁哉………?」

「あー言ってたら来た来た。」


そこには郁哉ともう一人の男の子。

郁哉と同じでとっても優しそうな感じだった。


「どうも。」


その人はにっこり笑いながら私に会釈した。


「こいつは翼。俺の兄貴。」


へぇっ!!!

郁哉ってお兄さんいたの??

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