君と過ごした100日間。


「何笑ってるのっ?」

「いや……ほんと希って純粋だな。」


へっ?


どういうこと?


「こんなに似てない兄弟がいると思うか?」



………まぁ確かに。


「俺はこの隣の病室の者。まぁ名前は黒川翼であってるけど。」


「………。」

「って頭こんがらがったのか?よーするに名字は同じただの友達。」


「っな?言ったとおりだろ?」


郁哉と翼さんは2人でクスクス笑った。

もう……バカにしないでよ。


「私……帰るよ?」

「あーっ!ウソウソ。ごめんごめん。こいつもただ希をからかいにきたわけじゃねぇ。」


自分のお腹をなでながら少し真剣に言う郁哉。


「………何?」

「こいつもずっと病院でさ。バカなんだよね。だから俺と翼。2人に勉強教えくれない?」


あぁ。


そういうことね。

って。



出来ないってばぁ!!!
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