君と過ごした100日間。




……どうして秘密ばっかり…。



「ほら。何ぼーっとしてんの?早く部屋いくぞー。」


「あー。希ちゃんだよね?ちょっとお話いい?」


え………私に?



「んじゃ先戻ってるな。」

「あ……うんっ!」



……っと。

私に用って?



「希ちゃん。郁哉くんのこと……好きなの?」


え……いやっ。

そ……そんなこと!?


「い……いや。そんなわけないじゃないですかっ!」

「ふーん。そうなの?」



びっくりした……。

何かと思ったらいきなり……。



「そうですよ!それに……好きな人いますから。」



郁哉は確かに話してて楽しいし一緒にいたらなんだか安心できる。

だけど……。

もし……海斗が………私のこと覚えたら……?

 
また郁哉にバカにされるかもしれないけど……やっぱりどこかで諦めきれない。

ただの遊びだって分かってても───

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