君と過ごした100日間。



「………ただいま。」


小さく言う。



「どうしたの?なんで帰ってきたの?」

「体調が……悪くて。」



簡単なウソ。

でも本当に体調不良になりそうだった。



「じゃあ部屋で休んでなさい。」

「うん。」



階段を上がって自分の部屋に。

そしてベッドで横になる。



こんなけんか……初めて。

海斗とはけんかしたことなかったし。


でも……今回のことは私の勝手にさせてよ。

誰を好きになったって私の自由。

前は嫌いになりそうだったけど………。



冷静になってみるとやっぱり好きだったんだ。


『帰れよ。』


でも……あの顔…あの言葉…。


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