君と過ごした100日間。
「海斗………。」
どうして今?ここに?
今私の目の前にいるのは郁哉とケンカの原因。
海斗だった。
「…よ。元気?」
「まぁ……ぼちぼち。」
どうしてここに来たのかな?
「学校……来ないの?」
「どうして?」
海斗が別の彼女と仲良くしてるとこなんて見たくない。
「勉強……ついていけてるのかなって。」
「心配しないで。そんなこと。」
「いや……でも……。」
ほんとに私に言いたいのはそんなことじゃない。
そんな気がする………。
「ほんとは……何しに来たの?」
「………。」
「何もないんだったら……私、行くね。」
郁哉と翼さんを待たせてる。
約束破ったら郁哉に怒られる。
本当はもっと海斗に聞きたいことあるんだけどね。
「待って。」
「………?」
「俺達…もう一度やり直せないかな?」
え───
それは思いもよらない海斗からの言葉だった。