あたしは君のラブティーチャー!




最近集中できていなかったから、今日は遅くまで勉強しよう。


そう思って、まずは今日の夜食を買いにコンビニに行く事にした。





なんと、びっくり。


「あ、朔乃先生」


散歩がてら家より少し遠いほうのコンビニにしたのが間違いだった。


「陽……!?」


まさかの陽とばったり遭遇。


最悪だ。誰にも会わないだろうと思ってジャージ姿にボサボサ頭で来てしまった。
学校では髪も化粧もバッチリなのに、こんな姿を見られてしまうなんて。


「違うのよ!? 勉強しようと思ってて、今日は別に出かける予定とかなかったから、こんな格好だけどいつもはちゃんとしてるから!」


「? そうなんですか」


慌てて言い訳を並べたものの、オシャレとかそういうことに疎い陽に意味はなく、いつものあたしと違う格好でも全く気にしている様子はなかった。



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